環境包装設計事例の紹介と解説
専用箱の作成による材料の削減
不良ウェハーの返却用段ボールの提案事例です。
現在使用物は、別用途の既存段ボール箱を兼用して返却しているとのことですが、箱の大きさが製品サイズ(φ300)より大きいため、輸送中にガタ付きがあるので詰め物使用して返却しているもよう。
仕様としては、写真(上)のような形状になるよう三角形のパットと持ち手をつけたコの字パットをロックで止める仕様としました。保管スペースを削減したいとの発想により、得意先側が組み立てる仕様での設計を提案しました。
また、内装には返却製品が100枚程度まとまるまで、プラスチックコンテナで保管するため、そのサイズに合わせたものとして提案しました。
製品がまとまったら、コンテナから取り出し専用箱にて返却するが、パットの仕様も持ち手を付け作業性を考慮しました。
<今回の設計のポイント>
@専用箱の作成で材料の削減(詰め物含む)
A平納品による納品・保管スペースの削減
B内装に持ち手を付け作業性の改善