環境包装設計事例の紹介と解説
この事例は、ホイスト(巻上機)用のモーターの梱包事例である。
現在、この製品は木箱にて梱包され、出荷されている。木材の廃棄の問題などがあり、オール紙での梱包に変えたいとのことで、依頼を受けた。そこで、写真(1)(2)のように製品の頭の部分を置くパッキンを設計した。
しかし、置くだけでは、円筒状の部分を押えることができないことから、支えの部分をくり抜く形状とし、製品の横ズレを防止し、天パットにて製品のバウンドを押える仕様とした。
さらに、製品後部の上部分にスペースができてしまうことから、スリーブ状のスペーサーを入れ隙間を埋め、同時に天パット同様、製品のバウンドを押えられる仕様とした。(写真(3)(4))
以上のことから、木箱から紙での梱包にすることで、木材の廃棄に対する改善を行うことができる。