環境包装設計事例の紹介と解説
該当項目: 輸送効率改善
今月ご紹介するのは、現行のトラック輸送より、鉄道コンテナ輸送に切り替える
梱包物の事例です。そのままの梱包で輸送形態を変えると、コンテナ内の高さ
違い等により輸送効率が下がるとのことから改善するものです。
現行仕様は1段・5台入れ梱包ですが、これを2段×5台の計10台入れに変更するものです。
被包装品には下部に取り付け用のブラケットがでており、この部分を上下逆さまに入れる
ことで、高さ方向の空間を減らして効率を上げる仕様での提案でした。この梱包では次の
課題が考えられ、当初実現しないとの予想でした。
@ 上下の組仕切りでの入れ方が違うため、2種類の仕切りとなる
A @のことから部材が多くなってしまう
B @のことからさらに製品を取り出す際、上下どちらかが方向を変える作業が必要
ところが現在、上記問題もなんのその、実現に向け最終調整の段階となっております。