環境包装設計事例の紹介と解説
該当項目: 紙管内部材 仕様変更による改善
今回は、紙製リール用の部材の改善について紹介します。
今回客先から提供された図面は左図の上のような形状でした。組立後に紙管の中にセットしてツバ部との接着面積を増やすためのものです。
しかし、組立作業には糊貼り作業があり手間となってしまう仕様でした。さらに当初は貼り箇所が7カ所あり、時間がかかってしまうため、当該箇所を減らしてほしいという要望もありました。
そのため、貼り箇所を減らすと同時に作業効率を良くしようと差し込みの仕様に変更しました。リール作製時に形が崩れないようにすればよいので、差し込みで十分に役割を果たしてくれました。
これにより、作業性もよくなり時間を短縮することができました。現在こちらの仕様にて提案中で、さらに別サイズのリールの依頼もきている状況です。