環境包装設計事例の紹介と解説
VAのコーナーパット事例
当案件は、3年程前に得意先向けに行った、VAの仕様修正の設計紹介です。
当時得意先では梱包材の試験基準を上げる活動が行われ、防火ドアなど重量物への梱包材が、試験基準に満たないので改善が必要とされました。
左のパッキンをコーナーパットに差し込む事で、要求強度を満たしましたが、
コーナーパットの筒寸法が、4箇所全て異なるためパッキンも4種類と大変管理のし難い仕様になっていました。
それから3年が経過。抜型の刃物交換時期になった所で、委託作業所担当の方からも負担軽減を要請された事もあり、左の仕様に改善しました。
今まで抜きカスになる部分を折り返し、1枚分の厚みを加える事でパッキンを4枚から2枚に減らす事が出来ました。
<設計のポイント>
・当初、要求条件レベルが高く作業効率まで配慮する余裕が無かった。今回の仕様で最初から提案できたらと反省します。生産して見えてきた改善ポイントに、型製作前に気付く様努力したい。